もうじき科目試験です。他の慶應の通信生はどのように勉強しているのだろうか。私の場合、まず過去問でどのような出題があったのかをノートに書き出します。過去5年分もあれば十分です。科目により差はありますが、おおよその出題傾向をつかむことができ、中には過去問と重複している問題ばかり出題されることもあります。テスト勉強を始めるのはそれからです。
この方法にしてからテストの評価がDになったことがありません。始めの頃はノートをまとめたり、やたら暗記してみたりと時間をかけたのに結果が出ないことが多く、心が折れかけました。結果でないのはつらいです。本来通常の大学生ならば、授業中の講師の説明の中から重要部分を把握するのだろうけど、テキストだけ読んでると全部重要に思えてきてしまう。過去問は理解度を確認したい需要部分から出題されているはずだから、講義がない分これを活用しない手はないと思う(始めは抵抗あったけど、なんかズルイ気がして)。
次に受ける科目試験に手形法がありますが、手形法を勉強すると漫画の「カバチタレ」の中に出てくる、裏書すると大変なことになるという話がよくわかるようになります。つまり、裏書の担保的効力により、手形所持人が手形振出人に満期に適法な支払呈示をしたのに振出人が手形金を支払えない場合、裏書人がその支払をすることになるという話。個人で商売をやっている方にとって約束手形等は身近な存在でも、普通は接する機会ないからね。
白昼の死角 (光文社文庫) (高杉彬光)のストーリーもよく分かるようになります。「裏書譲渡」「善意の第三者」など知っている知識が登場するとうれしいね。「白昼の死角」は古い本ですが、ストーリー、登場人物と大変魅力的な話です。現代的にリメイクしたらドラマの脚本にもってこいだと思うけどどうでしょう。
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