土地境界の紛争について行なっていた調停ですが、やっと決着がつきました。
相手は他の土地所有者とももめている、トラブルメーカーみたいな人です。調停のたびのらりくらりとやり過ごそうとしていたようですが、今日、裁判をするしかない旨を伝えると態度が一変しました。調べればわかってしまうこと、お金がかかることなどからこっちの主張するとおりにしたほうがいいと考えたようです。土地家屋調査士さんにきちんと図面を作ってもらってあったのが良かったです。
実際に裁判になったらどうだったのか?弁護士の所へ相談に行きました。都会の土地の紛争ならともかく、田舎での境界紛争は経済的に割りにあわないとの指摘をいただきました。つまり、「10万の土地の価値しかないのに100万近く費用はかかりますよ」ということです。事件を受けるのはかまわないけど、現実的なところで妥協するのも一つの解決方法とのことです。
今回の紛争は、相手が境界目印の排水路に土をかけて隠したという、なんとも大胆な、そして考えなし的な行為をきっかけとして始まったものです。にもかかわらず、それを裁判で証明しようとすると・・・大変です。他の土地所有者は泣き寝入りをしていたようですが、あきらめなくて良かったです。
しかし、まだ終わりではありません。裁判官がその内容の文章を制作するのに三週間かかるとのことです。判決書を書くのが大変な仕事であるのは知っていますが、調停でも同じようです。
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